雑記レビュー

購入したものを淡々とレビューしていくブログです。自分用だけどもし参考になれば

シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ 2004

一言:1級になる前に買っておこうかな

購入先リンク:Amazon

購入価格:26,800(税込)

概説

言わずと知れたボルドーメドック格付け2級の筆頭格。偉大なボルドーワインです。次にボルドーの格付けの改定がなされるなら最初に1級に上がるだろうと言われているのがこのシャトー・レオヴィル・ラス・カーズです。 ジャン・ドゥ・モワティエが1600年代に周辺の土地を買占め、現在のラスカーズ・バルトン・ポワフェレの畑を合わせた非常に大きいワイナリーでした。そののち、フランス革命で国によって畑が没収され、4つに分割されます。そのうちの四分の二を取得したのがレオヴィル・ラス・カーズ。(ちなみに、残りの四分の一ずつをバルトんとポワフェレが取得しています。)位置関係としては、ラス・カーズとポワフェレが隣接した畑で、バルトンの畑は少し南に位置します。

評価

総合評価:★★★★

味:★★★★★

コスパ:★★★

状態:★★★★★

※評価の基準は以下(食品・飲料品と機械とかによって若干変わります)

凡例 ★★ ★★★ ★★★★ ★★★★★
総合評価 二度と買わない 使い捨てなら買ってもいい 可もなく
不可もなく
次もまた買いたい もうずっとこれだけでいい
味・性能 マズイ・最低 期待外れ 期待通り 期待以上 にやけちゃうレベル
コスパ ありえん、高すぎ ちょっと高いかな・・・ まぁそんなもんだよね ちょっと上手な買い物できたかな この価格でこんなにいいの!!?

状態
※ブショネは含めない

破損や明らかな
劣化
劣化がみられる カスやほこりは
認める
商品の実力を十分に発揮している 輸送状態も含めて
最高
情報

英名:Chateau Leoville Las Cases

平均PP:94.3(2010~2014年)

平均価格:約25,000

シャトー所在地:サンジュリアン

 

所感

2004年のシャトー・レオヴィル・バルトンとの飲み比べの為購入。

f:id:selfwineschool:20210223194005p:plain


2004年のレオヴィルバルトンに比べて、立ち上がりはかなり堅牢な感じ。ミネラルが際立って、香りも大して強くないところからスタート。一方バルトンは、最初は血液やなめし皮のようなオフフレーバーがあったものの、最初から素晴らしいとわかりやすいワイン。

しかし抜栓から2時間後、ラスカーズの香りが華開いていく。カシスやクロスグリのような黒い果実のニュアンス、少しバニラ、相変わらずミネラル感は存在している感じ。しかもそのまま開き続けるのではなく、しばらくしてまた閉じてしまう。完全に実力を発揮したのは3時間後。ミネラルを残しつつ、カベルネフランの雰囲気が出てきてバランスよくまとまった感じ。

 

非常に意外だったのは、バルトンとラスカーズで全然キャラクターが異なった事、バルトンは最初からわかりやすく飲みやすいワインで、抜栓後2時間程度徐々に華開いていく感じ。一方でラスカーズはなかなか顔を見せてくれないワインでした。抜栓後1-2時間で突然開き始める感じのワイン。

 

ラスカーズは凝縮感があるものの、素晴らしくきれいな造り。濃厚でギュッとした感じを予想していましたが、ブルゴーニュを思わせるほどクリアで美しい偉大なワインでした。抜栓後2時間半で見せてくれた顔は、確かに1級に手が届く位置にいるワインであることを実感したワインです。

最後に、購入できるバックヴィンテージのリンクを張っておきます。

※在庫の有無は変動している恐れがあります

ヴィンテージ amazon 楽天
2017年  
2016年  
2015年
2014年
2013年
2012年  
2010年  
2009年  
2007年  
2006年  
2005年  
2004年
2000年  
1999年  
1997年  
1996年  
1989年
1988年
1986年  
1962年